ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド:リメイクが2022年4月7日にswitchにてダウンロード販売が開始されました。価格は税込み2559円。2022年4月21日23時59分まで10パーセントオフの2339円で購入できます。
海外では3種類のパッケージ版が用意されているようですが、日本国内においてはダウンロード版のみのようです。
ここでは初見プレイ時の感想を述べていこうと思います。
ザ・ハウス・オブ・デッドとは
ザ・ハウス・オブ・ザ・デッドとは1997年にセガによりゲーセンで稼働したガンシューティングゲームです。ファンの間では「HOD」とよく略されます。敵がゾンビであり、ゲームを進めていく上でルート分岐があることが特徴。特定の敵を倒すor倒さない、人を助ける、特定の箇所を撃つなどなど。敵がゾンビなため頭や腕が容赦なく吹っ飛んだり血が飛び散ったりと過激な描写が多々あり、その事に関しても当時話題になりました。
移動はレール式で、敵を倒していく自動で移動、視点変更が行われるゲームです。狭い通路などで振り向いた際にゾンビがいたりいなかったり、救助を求める人が急に飛び出してくるなど気が抜けないシーンが多くあります。
2、Ⅲ、4、EX、OVERKILLなど多くの続編が出ており派生作品としてタイピング、ピンボールも出ていて、さらには映画も2作品制作されている人気の作品です。
ではプレイした感想へいきましょう。
The First Chapter 「Tragedy」
Tragedy=悲劇
今作の舞台であるキュリアン邸に到着し建物の中に入る所からスタート。
ステージが始まってすぐ小さくて移動が速い敵がいたり、遠くから斧を投げてきて的が小さい敵がいたり、入る前からルート分岐があったりといきなり色々と盛りだくさんな始まり。
不思議なくらい広い洋館を敵を倒しながら進んでいくんですが、最初のチャプターということもあり耐久力の高い敵も出てこないのでサクサク進めました。
こういうゲームの影響なのか洋館ってなんだか不気味ですよね。
最初のボス「Chariot」
HODシリーズのボスの特徴として名前がマルセイユ版タロットの大アルカナからつけられているそうです。そしてボス戦開始前に資料のようなものが表れ、ボスの弱点部位を教えてくれます。
でかい斧のようなものを持った全身鎧のボス。
斧を振り回しながらこちらに向かってくるだけなので、弱点部位の辺りを連射しているだけでゴリゴリHPを削ることができます。
HPが半分くらいになると何故か鎧と武器を脱ぎ捨て懲りずにこちらに向かってきます。この形態になると全身どこでもダメージが通るようになるので、これまた連射してさくっと倒してしまいましょう。
リメイク前では妙に動きが良く、ダンスをしているように思ってました。
The Second Chapter 「Revenge」
Revenge=復讐
Chapter1に続きキュリアン邸の奥へと進んでいきます。このステージから狭い通路を移動するシーンが多く、視点が変わったら急にゾンビがいるなど敵との距離が近く心臓に負担がかかる場面が多くなってきます。
後半になると研究所のような場所が少し出てきて、物語の核心に少しずつ迫っていくような展開に心が躍っていきます。
ここから敵が武器を持って主に頭などを防御しながら攻撃しようとしてくる敵が増えてきます。
ボス「Hangedman」
背中にでっかい羽根を生やした蝙蝠男のようなボス。オープンニングでも登場してましたね。
周りに無数の蝙蝠が従えており、そいつらを飛ばす攻撃をしてきます。迫ってくる蝙蝠を迎撃しつつ、ボス本体を攻撃しHPを削っていきます。
このボスもHPが半分くらいになるとパターンが変わり、周りの蝙蝠がいなくなり本体が高速に移動しながら直接攻撃でダメージを与えようとしてきます。
結構な速度で移動してきますが、攻撃の際に近づいてきてくれますのでその時に思いっきり連射すると比較的楽にHPを削れました。
リメイク前のが動きが速く苦戦した印象がありました。
The Third Chapter 「Truth」
Truth=真実
研究所の奥に進んでいるため体の一部が機械化されたゾンビが多数登場します。鉄球を振り回して投げつけてくるゾンビが攻撃してくるまでが速く感じました。あからさまに居る場所がおかしい研究員がいます。壁が金属のため撃つと結構な大きな音でカンカンと響きます。
さらに奥に進むと植物がたくさん生えた部屋でキュリアンと遭遇しますがこの場では逃げてしまいます。
ボス「Hermit」
とんでもなく大きいクモ。
クモらしくお尻から糸のようなものを飛ばしたり、クモなのに足で引っ掻いて攻撃してくるのですが、いかんせん戦う場所が丸い通路なため弱点の顔が常に画面中央付近にきてしまうので、適当に連射しているだけで倒せてしまうのリメイク前から最弱のボスだと思います・・・
The Final Chapter 「The house of the dead」
The house of the dead=死者の家
洞窟のようなステージに近代的な機会が組み込まれているステージ。
少し進むとボスのChariotとHangedmanと連戦。Hermitはいません(弱いからかな)
道中も短くすぐにキュリアンがお出迎え。会話のあと本作のラスボスであるMagicianが登場し、いきなりキュリアンを殺してしまいプレイヤーに向かってきます。
ボス「magician」
弱点不明。となってますが、見た目でなんとなくわかってしまいますね。
炎を操れるようで左右に高速移動しながら炎を投げてきたり、直接殴りかかってきたり、大量の炎を上に巻き上げこちらに向かって落としてくる攻撃をしてきます。
でも移動しても攻撃するときには画面中央に戻ってくれるので、装甲がない比較的当たり判定の大きい足を狙っていくと攻撃を防ぎつつHPを削れました。
ラスボスだけあってものすごく耐久力があり、プレイヤーの体力をごっそり持っていかれます。
リメイク前は画面外に行くくらい速く移動しつつ攻撃してきて、何度も負けた記憶があります。あとBGMがとてもカッコよく神曲だと思っています。
以上の4チャプターで今作はクリアとなります。
感想
筆者はコントローラーでプレイしましたが、画面の視点の動きが速く、照準が左右に振られてしまってその影響なのか、敵が画面外に行ってしまい、そこから攻撃してくること攻撃を食らってしまうことが何度かありました。あとコントローラーの振動が結構な頻度であり、ボス前の演出では長い時間あったこともあり、オフにした方が良いかなと思いました。リメイク前に比べて敵の動きが少しもっさりしたように感じました。難易度も何種類かあるようなので、高難易度にすると速くなるのかもしれません。
グラフィックも綺麗になってますが、CEROの影響か部位欠損の描写はなかったのでゾンビにダメージを与えているかわかりにくくなっています。
他にはSEの音が大きいのかBGMがやや聞こえにくく感じました。これはオプションで変更できるので、プレイヤーのお好みですね。
一番気になったのはシリーズではエンディングやゲームオーバーの際にプレイヤーがどのルートを通ってプレイしたかキャラクターがルートを走って教えてくれるのですが、今作ではそれがなく少し寂しい気持ちになりました。
ゲームモードも武器も選べたりするようなので、ルート探索やアイテム探索などしばらくやり込んでみようと思います。
相変わらず血が飛び出たり、人が死んでしまう描写が過激ですが、ガンシューティングとしてとても面白い作品ですので、今作からプレイしてHODシリーズを始めるも良し、リメイク前をプレイされた方は昔を懐かしみながらプレイするも良しなので、是非皆様ご自分でプレイなさってみてはいかがでしょうか。