内容に沿って気になったことを箇条書きで書かせて頂きます。
完全にネタバレを含むので、未視聴の方はご注意ください。
元日スペシャルも長いので前半、後半で分けさせて頂きます。
・冒頭から大捕物。と思ったら大学生の窃盗事件でしたか。それを遠くから見て嬉しそうにするお爺さんが3人。
角田課長「それを突き止めたのは民間の探偵団なんだとさ」
亀山「探偵団?」
おじいちゃん3人組の探偵団可愛い。
衣笠副総監達の前で探偵団について説明するのがなんと大河内さん!!今年はちゃんとお正月から仕事してますね!嬉しい!!
衣笠「探偵社は高階署から報酬を受け取っていたということか」
内村「言語道断だ!」
BGMストップ
BGMスタート
大河内「ところがそれが、全くの無報酬だったようで」
中園「無報酬?じゃあ何で捜査に首を…」
大河内「…趣味としか」
中園「趣味だと!?」
内村「ますます言語道断!」
衣笠「五月蝿いよいちいち君は!!」
衣笠さんめちゃくちゃ怒ってる(笑)
それもその筈、綺麗になってしまった内村部長が合いの手のようにいちいち茶々を入れてくるという完全なるギャグシーン。相棒ではおなじみのテンポのいい会話劇ですね。
しかし今回は上層部の面々が集まって淫妙な顔で話しているのに、なんとも締まりのない会話と絶妙なタイミングでのBGMの切り替えに大爆笑してしまう大好きなシーンでした。BGMストッパー内村(笑)
・熟年探偵団なんてあるんですね。
右京さんの紅茶淹れるシーンが見れると嬉しくなっちゃう古参民です。
・美和子ちゃん登場!!新しいお仕事なんだろう。
美和子「捜査権もないくせに事件捜査にしゃしゃり出てくるけしからん人達がいるって聞いてちょっと興味が惹かれてさぁ」
亀山「んん?」
美和子「頼まれもしないくせにねぇ〜」
亀山「ねぇ〜喧嘩売ってんの?」怒
どこかの特命係みたいな人達に興味を惹かれた美和子ちゃんと、思い当たる節がありすぎてノリツッコミする亀山くん!!
ここの「喧嘩売ってんの?」の流れと言い方めちゃくちゃ可愛くて好きです寺脇さん!!
・熟年探偵団に興味が出て尋ねに行っちゃう特命係。
少年探偵団の歌を歌いながら拳を当てるのが面白くて可愛い。
そして先生がいるとサラッと言い当てる右京さん。流石ですね。
先生はあの綺麗なお嬢さんでしたか。最初もチラッと思ったのですが…ちょっと芝居がかってて変な感じですね。
・熟年探偵団の事務所ですれ違った袴田議員の秘書と特命係。その時はサラッと別れましたが、袴田氏も特命係もお互いのことに気付きましたね。
袴田議員は何の事件に関わっていたかと思ったら、成程記憶喪失になった判事の事件(相棒S20の11話元日SP「二人」参照)でしたか。亀山くんがいなかった時の事件なので右京さんは内容をかいつまんで話してくれました。見ている私達も助かる!
亀山「そんな曰く付きの議員の秘書それも息子が、熟年探偵団に何か依頼したとしたら、こりゃあ…気になりますよね?」
杉下「大いに」
完全に特命係がロックオン!
どうなることやら。
・袴田議員は畳の部屋で何やら考え事。
そこにやって来たのは奥様でしょうか?最初の登場シーンではおっとりした奥様かと思いきや、ここでの話し方はなにやらちょっと不気味ですね。こういうねっとりした話し方をする女性は怪しくて怖いと筆者は勝手に思っております。
そんなことを言ってたら、昔息子がお爺ちゃまから誕生日プレゼントでもらった江戸川乱歩全集を全部燃やしてしまったなんて…そしてやった側は覚えていない恐ろしいパターン。お母さん絶対怖い人!!
息子は探偵小説好きなんですね。だからこそ熟年探偵団に頼んだと。ちょっと繋がりましたね。
・こてまりでの美和子ちゃんとこてまりさんの会話可愛い(笑)
すっかり仲良くなって2人だけで飲む間柄に。そんな女子トークも令和で見れるなんて…楽しいですね!
こてまり「ガキンチョご来店(笑)」
確かにガキンチョだけども(笑)
美和子ちゃんと2人でコソコソ話してるの可愛い。
美和子ちゃんの熟年探偵団の記事に対して、右京さんは大変興味深く拝読したのに対し、亀山くんは不愉快極まりないと。でももう気にしていない、自分達は大人だからアピールをしている時の
杉下「僕に聞かないでください」
の自然体な右京さん可愛すぎて笑ってしまう(笑)
・熟年探偵団を尾行する特命係。
車で前屈みになっていたであろう右京さんがスッと起き上がって出てくるの面白い(笑)
・一度は袴田邸に入れた特命係ですが…右京さん袴田議員にめちゃくちゃ嫌われているのでめちゃくちゃ怒られてますね。それでも物ともしないのが右京さんなのですが。
ちゃっかりひとつだけ探偵団に聞いてますし(笑)
・右京さんが探偵団の中の女の子、寧々に話しかけます。
杉下「ずっとあなたが気になっていたのですが」
寧々「私も、気になってました」
杉下「はい?」
寧々「杉下右京さん?」
杉下「ええ」
寧々「ひょっとして、亡霊たちの咆哮を書いた、杉下右京?」
え!?そのタイトルは…まさか!?
令和の相棒でまたこのタイトルを聞く日が来るとは思ってもいませんでした。古参ファンとしてはニヤニヤせずにはいられませんでしたね(笑)
この後寧々も語っていましたが、『亡霊たちの咆哮』とは、右京さんが中学生の頃書いた推理小説のタイトルです。
亀山くんが相棒だったS4の8話「監禁」では、右京さんの書いたその小説のせいで亀山くんが大変な目に遭っています。
「監禁」はとても面白い話なのでまだ見てない方は絶対見て欲しい話の一つですね!
杉下「ええ、鉄錆にそんな物を書いた覚えが…ええ、微かに…」
そして話を逸らそうとしたり誤魔化そうとする右京さん可愛い(笑)
・ここでまた袴田議員の息子、茂斗さんが登場。
茂斗「まだいたんですか!?図々しいにも程がある」
確かに(笑)
帰れって言われても全く帰る気のない特命係と、特命係が帰るなら私達も帰ると言い出す探偵団の先生。探偵団の先生にはすっかり気に入られちゃいましたね、特命係。
袴田議員は悩んだ末、結局双方とも受け入れることに。議員宛に届いた手紙をみんなで見る際、下からのアングルで面白いですね。
・金塊の場所に案内してもらうのに、右京さんだけは別行動で袴田氏を煽ったり癖のあるメイドさんに話しかけたりと相変わらずの杉下右京節(笑)
・お約束の入っちゃいけない部屋に入った時の「迷ってしまいましてね」が今回も炸裂です。右京さん迷えば何でも許されると思ってるのはどうかと思いますよ(笑)
庭師の彼を怒らせて金塊の部屋の場所を言わせてましたね。彼は金塊のある場所を知っている、予告状のことも…。怪しい。
またまた他の部屋を物色する右京さん…もはや金塊の部屋に行く気ないでしょ(笑)
・探偵団と特命係で今回の予告状について談義します。
予告状についての話よりも筆者は右京さんが珍しく先生である女の子の両腕をガッと掴んだのが気になって仕方ないですそれ必要ですか!?右京さん一歩間違えればセクハラです!(笑)
そしてちょこちょこ振られては軽くあしらわれる亀山くん…推理は難しいですね。
・ここで急遽奥様からお誘いが。何故か古風なお庭で洋風なティーパーティーが始まるという。と思ったら袴田氏に前の事件についてこれ以上詮索するなと奥様からのお願いが。まさか外で土下座するとは思いませんでした…今シーズンは土下座すれば何でも許されるんですか?
・わお!美和子スペシャルがグツグツと煮え立っていますね!この紫というかちょっとピンクがかった色は何で出してるんですかね…そっちが気になっちゃいます(笑)
・おや、軽業師がご登場!
そしてワンコがお手柄か!?と思ったけど餌付けされてる(笑)
今回の悪役はおかめのお面を着けていて…中々不気味で怖かったですね。
最初はとても身軽で強そうだった軽業師ですが、多勢に無勢。あっという間にみんなに囲まれてしまいました。さてこれからどうするのかと思っていたら、なんとも小物臭のする言い回しで話し始めます。右京さんも最初は警戒していましたがめちゃくちゃな内容にあっさり確保。
亀山「何ですかこれ?」
杉下「…何ですかこれ」
右京さんも一緒に呟いちゃうのが可愛くて面白い(笑)
・やっぱり軽業師は依頼されただけでした。しかし依頼主として上がった名前はなんと家主の袴田茂昭氏!ですが勿論本人は依頼した覚えはないと。そりゃそうだ。
リモートで話をしたとなると確かにAIはあるかもですね。相棒の世界でフェイク動画が題材となるくらいですから。(S18の20話「ディープフェイクをご覧ください)
そして金塊を確認するとまさかの偽物であることが判明。なんてこと。
・軽業師こと猪鹿蝶助の住居不法侵入の捜査のために、警視庁捜査一課の伊丹、芹沢、出雲の3人が内村部長のところへ呼ばれました。
ここのシーンも完全にギャグシーンですね(笑)
新年の捜一はギャグ要員!出雲ちゃんめちゃくちゃ頑張ってる(笑)
綺麗な内村部長も新年から飛ばしてますね(笑)
内村「出雲…絶対に諦めるな。諦めるということは、自分への敗北だ」
カッコいい…カッコいい言葉なんですけどね?内村部長が言うと笑うしかないんですよ(笑)今まで絶対にそんなこと言わなかったのに…。
そしてまだちゃんと出番がありました大河内監察官!!めちゃくちゃ喋るじゃないですか!!ここ数年出番がなく、ほとんどいらっしゃらなかったのでファンとしてはとても嬉しいですね!!
大河内「勿論、皆さんが首を突っ込むには案件として無理があります。なので今回は特命ということで」
伊丹「…特命?」
大河内「特別な命令です」
内村「お前たちは今回、捜一の特命係だ。頑張れ」
からの伊丹さんの「そんなぁ…」と言わんばかりの顔芸がとても良きでした。心底嫌そうで可愛い!!まぁ嫌ですよね、捜査一課なのに特命係(笑)どういうくくりですか。
・最後に金塊が本物であったのが3年前。つまり、この3年間で少しずつすり替えられたのでしょうかね。
あとは偽物を置いておいた理由。右京さんの言う通り、袴田氏が滅多に金塊を確認しないことを知っていれば偽物を置く必要はない。金塊のありかは知っていたが滅多に確認しないことは知らない人物。
そして先生が特命係へ。彼女は結城宏が犯人ではないかと話します。しかし秘書だった結城が金塊を滅多に見ないことを知らないわけがない。それがひっくり返るようなアイデアはないかという考え方は、以前右京さんが言っていた推理のための推理という彼女の考え方そのもの。なるほどと思わせてくれるシーンでした。
前半はこの辺で。
後半もお付き合い頂けると幸いです。