内容に沿って気になったことを箇条書きで書かせて頂きます。
完全にネタバレを含むので、未視聴の方はご注意ください。
今回も長いので前半、後半と分けさせて頂きます。

・1話の最後で殺人事件が起き、2話ではメールを送った犯人や事件の真相を明らかにする話の前後編となりました。

撮影の関係もあるとは思いますが、昔のような約2時間の初回スペシャルの形ではなく、初回スペシャルと言いながら1時間10分程の前後編が多いですね。
大変だとは思うのですが…個人的には昔のような2時間スペシャルで一気に話が進んでいく方が好きでした。
まだ昔の相棒を見ていない方は是非最初の頃の初回スペシャルを見て欲しいです!

・ではここから2話本編の感想を。

亀山「アイシャは自殺だ。自殺だけれど、バリバリ事件性がある」

亀山くんの真剣な顔と声に見ているこちらの身も引き締まります。さて、一体誰がこの事件の首謀者なのでしょうか。

・毎度のことながら、右京さんが内村部長に怒られてますね。
そして別の場所では甲斐さんが抗議中。珍しくぷんぷんしてますね。可愛い。

内村「食事、排泄以外は特命係から一歩も出るな」

まさか内村部長のこの一言が後にとんでもない現象を引き起こすことになろうとは…(笑)

・所変わって特命係では角田課長と亀山くんが!そしてここで甲斐さん、やっと会いたかった亀山薫くんと初対面!!何故か角田課長が紹介するという(笑)

亀山「あっ、亀山薫です」
甲斐「あっ!これは…甲斐です」

甲斐さんお口あんぐり開けて…驚き過ぎでしょう(笑)
すぐ笑顔になりましたが、やっぱりみんな想像していた人物像と違ったんですかね?

・そこへ右京さんも特命係へ。

杉下「おや?場違いな方々がいらっしゃってますね」
甲斐「ごあいさつだね」
亀山「ねっ?こんな風に素っ気なくあしらわれそうだったんで」
角田「いや、亀山から急に連絡があってな。入庁の許可出してくれっていうんで許可したんだ。久しぶりに会いたかったしな」

角田課長ぉぉぉ!!!(泣)
こんなに可愛い再会がありますか!?
ずっと特命係の隣りの組対五課から亀山くんと右京さんを見ていて、時には協力したりしてもらったりしながら一緒にコーヒーを飲んできた角田課長が、久々の亀山くんからの連絡に嬉しくなって会いたくなって入庁の許可を出すなんて…この時の亀山くんと角田課長のやりとりを想像するだけで可愛くて嬉しくて思わず涙が出そうになりました…なんてほのぼのとしたあたたかい亀山くんとの再開シーン!ほっこりしてしまいます!!

・さて、事件の方はとても巧妙に仕組まれていました。

亀山「狡猾な犯人です。巧妙にアイシャを死に追いやった」
杉下「脅迫された6人はいわば囮。それによってアイシャさんを追い詰め、自ら死を選ばせることが犯人の目的でした」

最初の予告の時は誰がアイシャを殺すのか?という部分をクローズアップしてましたが、いざ事件を紐解くとアイシャ自身に死を選ばせるという…途中でアイシャが1人になりたいと言った怪しいシーンがあったのはここら辺のフラグだったようですね。

・鑑識では益子さんが捜査一課の3人にアイシャ宛に届いた犯人からのメッセージを見せていました。携帯の画面を見るのに顔を寄せ合う捜査一課3人の可愛いこと可愛いこと(笑)

益子「要約すると、お前が生きてるとみんなが苦しむぞ。ま、そんな感じだ」

益子さん、翻訳サイトを使ったのか元々知識があるのかはわかりませんが、サラッと要約してくれる姿がカッコいい!

・亀山くんは今特命係ではないので何の権限も立場もありませんが、本人としては事件解決のために動きたくて仕方ない様子。
さすがの角田課長も宥めようとします。

角田「気持ちはわかるが、今のお前は事件の被害者としての協力しかできないと心得ろ」
亀山「元特命係の俺に、そんな常識通用すると思いますか!?」
杉下「残念ながら、僕はついさっき禁足をくらいましてね。この件には一切関わるなと」
亀山「部長からっすか?ハッ!そんなの無視でしょ!だって特命係だもん」

亀山くんの主張も虚しく、右京さんは珍しく動こうとしません。そんなみんなを尻目に亀山くん

亀山「だったら俺がなんとかします。待っててください!」

と特命係を走り去ってしまいます。亀山くんの迷いのない瞳に何か策があるようですね。それも珍しい(笑)
そしてその後ろ姿に

角田「おい!なんとかって…亀ちゃん!」

と叫ぶ角田課長の亀ちゃん呼びに古参ファンとしては嬉しい限りです。

・残された右京さんに甲斐さんは上司として釘を刺します。

甲斐「ここは、少し身を慎んでもバチは当たらないと思うよ?」

表情を一切変えず、デスクの方へ歩き出したかと思えば徐にスーツの上を着て特命係から出て行こうとする右京さん。思い出したように戻ってきたと思ったら

杉下「ああ!ちょっと出かけます。亀山くんの暴走を止めに。では」

とわざとらしく言い残し早足で去っていく右京さん…これぞ杉下ワールド!!(笑)
相変わらず人の話を聞かずに動き出す右京さんに、甲斐さんも角田課長も呆れるしかありませんね(笑)

・ここでオープニングを挟み、本編へ。
捜査一課の3人と内村部長、中園参事官とでホワイトボードを使いながら今回の事件の関係者を振り返ります。
勿論関係者の中に亀山くんも入っているのですが、説明の仕方が…

伊丹「で、あとはマヌケが1匹」

マヌケも数え方も酷い(笑)
それで通じちゃうのもどうかと思いますが、そもそも誰も突っ込まないという(笑)

・所変わってホテルのロビーでソファーに座り新聞を読む美和子ちゃん。ベリーショートめちゃくちゃ似合ってますね!カッコいいです砂羽さん!!
遠くから来るミウが美和子ちゃんに「美和子先生」と呼びかけます。そうか、美和子ちゃんも先生なんですよね。どうしても亀山夫妻が先生なのが慣れないですね(笑)

そしてミウのサルウィン語…いや英語かな?に英語で答える美和子ちゃん!めちゃくちゃカッコいい!!発音が良すぎてドキドキしてしまいました。

・走り去った亀山くんの行き先は外務省でした。そこには厩谷さんが。

亀山「杉下右京を今回の事件の捜査に復帰させて欲しいんですよ!杉下右京は捜査に必要不可欠です!必ず役に立つ、保証します」

やっぱり亀山くんにとって右京さんは絶対的存在なんですね。我々視聴者は「うんうん、そうだよね」と納得出来ますが、亀山くん以外の人にはどう頑張って力説しても説得力も何もない、ただのゴリ押し(笑)

そんな話をしていたら右京さんも到着です。亀山くんが考えることなどお見通しと言わんばかりに。さすが右京さん。
本人の登場であったり亀山くんの圧に押されてか、厩谷さんは渋々ながらも右京さんが捜査に戻れるようなんとかしてみると言ってくれます。
しかし、入ってきた右京さんの口から出たのは

杉下「彼の依頼ですが、撤回してください。お願いは無視してください」

でした。せっかく厩谷さんも協力してくれると言ってくれたのに…。
そして次に出た言葉は

杉下「厩谷さんに借りを作るのは具合が悪いですからね。あなたの殺人未遂容疑について…僕は不問に付すつもりはありませんので」

と、容疑者にお願いをするつもりはないという正義の元の言葉でした。右京さんらしいですね。

・そこへ亀山くんの携帯に美和子ちゃんからクリスが行方不明との連絡が入り慌てて美和子ちゃんの元へ。ちゃっかり右京さんも一緒です。
美和子ちゃんがやけに驚いた声で右京さんを呼んでるなぁと思ったら、右京さんと美和子ちゃんはここが再会シーンでしたね。
2人とも嬉しそうでこちらも嬉しくなってしまいます。

・さて、問題のクリスは昨夜出かけたきり行方不明とのこと。警察に連絡したのかと聞かれ、美和子ちゃんはまず亀山くんに知らせるため連絡したら右京さんもいたのでそのままだと。みんなの頼れる右京さんですからね。しかし今回は勝手が違います。

亀山「おあいにく様、この方現在、禁足中」
美和子「禁足!?」
亀山「でしたよね?今回の事件に首突っ込むな!って言われてるんじゃないんですか」

せっかく亀山くんが捜査できるように計らおうとしてそれを右京さんに止められたので、亀山くんの言い方がトゲトゲしくて可愛い
そんな亀山くんにも右京さんは平然と言ってのけます。

杉下「脅迫事件とクリスさんの行方不明は別ですからねぇ」
亀山「は?」
杉下「それとも、両者には関連があるのでしょうか?」
亀山「屁理屈言わないでくださいよ!」
杉下「脅迫事件には首を突っ込みませんがクリスさんの行方不明には突っ込みます。のちに両者に関連があってもそれは結果論」

そんなぁ(笑)
完全なる屁理屈に亀山くんも呆れちゃいます。衣笠副総監の結果論に右京さんも結果論で返します。

亀山「禁足でしょ!?そもそも出歩いちゃダメでしょ」
杉下「食事と排泄は認められていますぅ。では、ということでちょっと失礼。おトイレへ。ここへ、借りに来たということで」

認められていますぅ??
右京さんちょっと語尾伸ばしました?可愛い子ぶりました??とても可愛かったですはい。

そしてまさかの排泄のために歩き回る右京さん…これはもうトイレ付きのホテルとかに閉じ込めないと禁足できない(笑)

・予告でもあった川のシーン。見つかった死体はクリスのものでした…なんてことだ。
身元確認のためにミウ、亀山くん、右京さんは捜査一課に呼ばれました(右京さんは着いてきちゃっただけだろうけど)

杉下「クリスさんの死因は?」
伊丹「警部殿にお教えする義理はありません…」
亀山「ミウが聞きたがってる」
芹沢「彼女何も言ってないじゃないっすか」
亀山『死因について詳しく聞きたいだろ』(サルウィン語でミウに)
ミウ『もちろん。聞かせて』(サルウィン語)
亀山「聞きたいってさ」
伊丹「後付けすんじゃねぇよ!」
亀山「国賓の要望だ。説明しろ。あ、大人しくしているならば右京さんも一緒に聞いていて構いません」

ここのシーン。
亀山くんがサルウィン語で話し始めると伊丹さんが「何急に話し始めてんだ?得意げにサルウィン語話しやがって亀のくせに生意気なんだよああん?」みたいに亀山くんを睨みつけたように見えて個人的に好きなシーンです(笑)
亀山くんが自分よりできる奴になってしまったような…伊丹さんの嫉妬心が見え隠れしているような感じがして可愛い。
そして後付けの国賓の地位乱用案件。亀山くんもやる男になりましたね。
ちゃんと右京さんへの釘刺しも忘れずに。

・クリスの携帯は見つかりましたがまだ事件が事故かは微妙なところ。衣笠副総監は事故として早急に解決しサルウィン御一行様に早く帰国してもらおうと中園参事官に命じます。内村部長には話さずに。

衣笠「内村くん、あれ以来ほら、こういう大人の事情に歯向かおうとするだろう」
内村「目指せ…世界平和…」
衣笠「そんな内村くんを君が上手くコントロールしてくれたまえ」

饅頭を差し出す
中園「…お任せください!」

それが出来たら苦労してないでしょ中園参事官!!笑
今までずっと内村部長の腰巾着でいて、時々は反骨精神を見せるカッコいいシーンもありましたが、結局は内村部長や特命係に振り回される役所な中園照生参事官…。
さてさて、今回はどこまで頑張れますかね?

・特命係は鑑識でクリスの事件が事故で処理されることを知り、亀山くんは怒りを鑑識の益子さんへぶつけます。

亀山「事故ってことで店じまいっすか!」
益子「……お宅さぁ…どういう立場で物言ってんの?」
亀山「国賓ですけど何か?」

国賓の地位乱用だ!!笑
国賓と言えば何でも許されると思って乱用しまくりの亀山くんです。清々しいほどの乱用っぷりに思わず笑ってしまいました。

・特命係にコソコソと土師っちがやってきたので何かと思えば、ノートパソコンに映し出されたのは大きな見出しで

『警視庁妄想モンスター杉下右京 穿ち過ぎる推論で捜査撹乱』

と書かれた新聞記事。しかも写真付き(笑)
いよいよ右京さんが新聞に載ってしまいましたね。

土師「まもなく駅売店やコンビニで絶賛販売ですぅ!!」
去ってゆく

完全に嫌がらせしに来ただけの土師っち(笑)
流石の右京さんも不満そうな表情です。

・ミウを尾行したものの、何も話を聞けなかった亀山くん。美和子ちゃんに話そうとしますが泊まっている部屋には美和子ちゃんがいません。置き手紙には

『ちょっと出かけてくる 美和子』

と。行き先が書いてないので亀山くんはヤキモキ。すると右京さんから電話が入りました。

杉下「君も存外俗物ですねぇ。とても立派な肖像画ですが、教室に掲げているというのは権威主義的過ぎて鼻につきますよぉ」
亀山「何を言っ…ん?えっ、右京さん、まさか…」
杉下「ええ、サルウィンです。なんとか最終便に間に合いました」
亀山「…はぁ!!??」

多分相棒を見ていた誰もが驚き「はぁ!?」と言ったことでしょう。
まさかの禁足中にサルウィンへ行く杉下右京(笑)
つまり食事と排泄を理由にサルウィンまで行ってしまったというわけで…いやいや流石に無理があるでしょ右京さん(笑)
あまりの出来事にTwitterでは『食事と排泄』がトレンドに入ってしまいました(笑)
みんな突っ込むところは同じ。
というかサルウィンってそんな簡単に行けるとこだったの!?

亀山「ひょっとして、美和子も!?」
杉下「サルウィンは不案内ですからねぇ」
亀山「サルウィン案内だったら俺が!」
美和子「あのね、薫ちゃん。小姑みたいだから、右京さん辟易だって。大人しくしてろ大人しくしてろって鬼の首取ったみたいに言ったんでしょ?右京さん、傷ついたって」
杉下「大いに傷つきました」棒読み
亀山「それは悪うござんした!それより、何しにサルウィンに?」
杉下「手がかりがないかと。日本だけでは埒が空かない気がしましてね」

右京さんの心にも無い傷つきましたには笑ってしまいました(笑)
さて、ここからはサルウィンで探る右京さんと日本で動く亀山くんの元特命係コンビ復活です。こういうスタイルは相棒という感じがしてとても好きですね。

・右京さんはアイシャの実家へ。亀山くんはクリスが殺害されたと思われる付近の防犯カメラ映像をコッソリ解析した土師っちからの映像を見て、殺害された夜クリスが厩谷さんと一緒にいたことを突き止めます。亀山くんにジュースを勧められる土師っち笑う。

しかも亀山くんは2人が食事をしていた店まで特定しました。令和の亀山くんは一味違いますね!
そして2人は楽しそうに祝杯をあげていたとか。アイシャが殺されたのに何故2人は笑いながらお酒を飲んでいたのでしょうか…?

長くなりましたので前半はこの辺で。
後半もお付き合い頂けると幸いです。