初回スペシャルの話が終わり、亀山くんが警視庁特命係に戻った状態(嘱託職員ですが)での最初の話となりますね。どんな話なんだろうワクワクと思っていましたが、次回予告の時点でツッコミ所満載でしたね(笑)
さて、ではまた気になることを箇条書きで書いていきたいと思います。
完全にネタバレを含むので、まだ未視聴の方はご注意ください。
最後までお付き合い頂けると幸いです。
・初っ端から亀山くんが!!ナイフを持った状態で!!死体の前で仁王立ち!!
戻って早々何してくれてるんですか亀山くん!!(笑)
プレシーズンの時も初っ端から刑事なのに人質になっていたり巻き込まれ体質なのはわかっていましたが、まさか伊丹さんや甲斐さんに警視庁へねじ込んでもらって早々、殺人の容疑者になるとは思っていませんでした。しかもまだ3話目なのに!(笑)
更には目撃者まで。宅配のお姉さんにバッチリ正面から見られてしまったので言い逃れできません。波乱の幕開けとなりました。
・ここで場面は特命係へ。
ヒマ課長こと角田課長、当たり前のように特命係にコーヒー貰いに来てますね。特命係って給湯室ではないのですが(笑)
貰いに来たはいいけれどコーヒー豆が補充されていないことに気づく角田課長。
いつもは亀山くんが補充してくれていますからね。
どうやら暫く休暇を取りたいと右京さんに申し出ていた亀山くん。
そんなことを角田課長と右京さんで話していると怖い顔した捜査一課が揃って特命係へやってきました。
伊丹「警部殿、亀山はどちらに?」
杉下「昨日から休暇中ですが…それが何か?」
伊丹「亀山に殺人容疑がかかっています」
杉下「はいぃ?」
伊丹さんが真剣な顔で亀山って呼んでる…いつもバ亀とか変な呼び方してるのに!(笑)
勿論捜査中なので真剣なのは当たり前なのですが、普段と違う呼び方につい反応してしまいました。伊丹さんいい声だ。
現場の近くで血痕の付いたフライトジャケットも見つかっており、ポケットには凶器も…。目撃者は亀山くんに似た男が現場から立ち去るのを見ているため亀山くんの写真を見せて確認したら…まぁこの人ってなりますよね。
亀山くんだと分かった時の伊丹さんのマジかよ顔がとても可愛かったです。天を仰いでる(笑)
亀山くんは右京さんに野暮用と言って休暇を取ったようで何故休んでいるのかは不明。
そこへ右京さんの携帯に着信が。
なんと亀山くんが公衆電話からかけていました。
杉下「杉下です」
亀山『俺です、亀山です』
徐に携帯をスピーカーにする
杉下「亀山くん、今どちらですか?」
亀山『すみません、それは、ちょっと…』
伊丹「亀山!てめぇ何しでかした!」
亀山『伊丹か…』
伊丹「須賀都志也さんを殺したのはお前なのか?」
亀山『違う、俺じゃねぇ!』
伊丹「だったらどうして現場から逃げた!」
亀山『それは…』
パトカーが来てしまい慌てて逃げる亀山
やっぱり真剣な伊丹さんの亀山呼びたまらなく好きです…カッコいい。
例え腐れ縁で普段歪みあっていても、捜査となれば正しい情報を集めるため刑事としての立場で問い詰める伊丹さんの真面目なところは彼の大きな魅力だと思います。
・オープニングを挟み話は進みます。
捜査会議で被害者は麻薬の売買をしていたことが判明。悪い人でした。
捜査をする刑事の中に伊丹さんも顔負けの怖い顔をした刑事が1人。波岡さん演じる羽柴という刑事が亀山くんの写真を睨みつけています。知り合いでしょうか?気になります。
・右京さんは1人で殺害現場の輸入雑貨店へ。
店内や作業場まで観察していると被害者が使っていたと思われるギターがあり、やや前傾姿勢でいい感じに構えてしまいます。右京さんがスーツでギターかまえてる…アンバランスではありますがそれがまたカッコいい!!
というか構えるんかい(笑)
そこへ右京さんの携帯に着信が。今度は亀山くんの妻、美和子ちゃんからでした。
・亀山夫妻が住むマンションへ向かう右京さんと捜査一課が鉢合ってしまい、仲良く(喧嘩しながら)みんなで美和子ちゃんの元へ。
被害者の写真を見せるも知らないと。
芹沢くんの履いてるスリッパ花柄で可愛い…美和子ちゃんが出してくれたんでしょうね可愛い。
美和子「皆さん、本当に薫ちゃんが犯人だと思ってるんですか?伊丹さん!薫ちゃんの性格よく知ってるでしょ!?薫ちゃん、人に刺されるようなことあっても人を刺すなんてことは…」
芹沢「そうは言ってもなぁ…ねぇ?」
伊丹「亀山が犯人だと疑われても当然なんだよ」
杉下「おそらく、亀山くんは犯人ではないと思いますよ」
亀山くんのことをよく知っているこのメンバーの中で亀山くんが犯人であると本気で思っている人はいないでしょう。出雲ちゃんは亀山くんと出会って日は浅いですが、隣にいる先輩2人が信頼していることは伝わっているでしょうから。
ですが、それでもやっぱり刑事として現場や証拠から亀山くんを容疑者から外すわけにはいかないという考えが芹沢くんと伊丹さんのもどかしいところですね。
そんな中自由に動いてくれるのが右京さんです!
亀山くんは犯人ではないが、何故逃げているのかまではわからない。けれど、何か目的があるのではないかと。うんうん、我々もそうだと思います!
・亀山くんは角田課長にここ数年の池袋周辺での覚醒剤取締法違反の前科者のリストアップを頼んでいたとか。
亀山くん、完全に何か調べてるじゃないですか!!絶対それ絡みで巻き込まれてますよ!(笑)
そして亀山くんは運転試験場の時にお世話になり、恩人である塩見さんと会おうとしたようです。しかし4年前に事故で亡くなっていました…。
さて、この事件も何か関係があるのでしょうか?
杉下「一課の皆さんがそこまで手が回らないと言うのであれば致し方ありません。この件は僕の方で調べます!ええ」
この時の後ろで「はぁ!?また勝手なことを」と言わんばかりの伊丹さんの顔がとても面白くて可愛かったです、ええ。
・亀山くんは黒いフードを被り逃走中。
池袋警察署の近くでわざとらしく顔を出します。それを見つけた羽柴刑事は亀山くんの名前を叫びながら追いかけます。
そう、お互い全力疾走で。
寺脇さん若く見えますけどもう60歳ですからね?
60歳に何全力疾走させてるんですか監督!!(笑)
寺脇さんも寺脇さんで指をピシッと伸ばしたまま良い姿勢で真っ直ぐに全力疾走しており…その姿はめちゃくちゃカッコいいのですが正直お体がとても心配です(笑)
亀山くんとしては羽柴刑事に追いかけてもらうことが目的のようで…何故そんなことをするのか気になるところです。
・中園参事官の元に羽柴刑事が来て亀山薫の協力者がいるのではないかと言ってきました。
羽柴「捜査一課の伊丹刑事は被疑者と同期だとか」
中園「ああ、奴らは同期と言っても犬猿の仲で、もう寄ると触ると歪みあっていて…」
羽柴「そうはいっても、伊丹刑事が捜査に私情を挟まないとは言い切れない違いますか?」
伊丹さんは捜査に私情は挟みません!
とファン的には言いたいのですが…まぁ疑われても仕方ないでしょう。2人とも仲良いですから(ニコッ)
筆者は亀山くんと伊丹さんのコンビが大好きなのでつい2人寄りの感想になってしまいますが悪しからず。
・そんなことを言っていた羽柴刑事ですが、夜にチンピラ風の男と会い何やら依頼をした様子。それを遠くから見ている亀山くん…おや?羽柴刑事めちゃくちゃ怪しくなってきましたね!
・いよいよ伊丹さんは中園参事官から私情を挟んでいるため捜査から外れろと言い渡されてしまいました。部屋から出てトボトボと廊下を歩く後ろ姿もカッコいいこと…。そんな伊丹さんに右京さんから電話が入りました。
右京さんと電話をしている時の伊丹さんの腰に手を当てながら話す姿勢が個人的にとても好きです腰が細い!脚が長い!腰のラインがとても良いですね!!
伊丹「出戻り亀のせいで散々な目に遭ってますよ」
本当にね(笑)
・塩見さんの息子さんが父親の死は事故ではないのではないか、父親の死に疑問を抱いていることが今回の事件のキーポイントになっているようですね。亀山くんが息子さんからそんな話を聞いたのなら…動かないわけがない。
右京さんの捜査が亀山くんの後を追う形になっていて亀山くんの本気が窺えます。
・4年前保管していた覚醒剤が紛失したこと、組織犯罪対策課である羽柴刑事の立ち位置、羽柴刑事は6年前に悪性腫瘍で小学生の息子を亡くしていることなどから羽柴刑事がますます怪しくなってきました。塩見刑事の最期を見たのも羽柴刑事だけであり、証言も怪しくなってきますからね。
そんな話を特命係でしている時に角田課長へ亀山くんから売人の元締めである冨樫のことを調べて欲しいと電話が入ったようです。角田課長いいように使われてるなぁ(笑)
頼りになりますからね、角田課長。
・角田課長から情報を得た亀山くんは、覚醒剤の売人の元締めである冨樫の元へ単身で乗り込みます。しかし殴られ蹴られ逃走。
それを追いかけてまた走る走る(笑)
何故か水が出ている工事現場のようなところで泥水の中鉄パイプをパーカーで受け止めたり背負い投げしたり水攻めしたりと…なんて激しいドンパチ!!
だから寺脇さん60歳なんですってば!!
3話目にしてこんなにハードな撮影ありますか!?(笑)
60歳とは思えないくらい機敏でカッコ良く激しいアクションに興奮したのと同時に、見ている間ずっと大丈夫かなぁとハラハラしてました。カッコいいんですけどね!
本編としては冨樫は子どもの手術費用が必要な刑事がいるから金を用意しただけと話します。子どもの手術?やっぱり羽柴刑事が…?
・そこへ右京さんと伊丹さんが駆けつけます。亀山くんが逃げた先には先回りしていた右京さんが。今回亀山くんが1人で逃げながら動いている理由をサラッと言い当ててしまいます。さすが右京さん。
亀山「俺にはひとつだけ確かめなきゃいけないことがあるんです。右京さん、お願いです。最後までやらせてください」お辞儀をし走り去る
伊丹「亀山ぁ!」全力疾走
伊丹「追わなくていいんですか!?」
最後までやらせて欲しい…亀山くんらしい言葉に思わず頑張れと応援したくなってしまいますね。そしてこちらも60歳なのに全力疾走する川原さん。走っている時にスーツがはためき細い腰と長い脚が眩しい後ろ姿に思わずときめいてしまいました。しかしやっぱりお体が心配なのであまり走らせないで頂きたい(笑)
・右京さん、息子くんのドナーを呼びかけるボランティアのバッチから息子くんが昔肺高血圧症で手術をしたという情報を得ます。しかも手術はアメリカで行われたと。
え?こちらも病気の子どもが…まさか…塩見さん?
・亀山くんは塩見さんの奥さんの元へやってきて息子さんの手術費用はどうしたのかと問います。それはご主人である塩見さんが用意したものだと。そして被害者である売人も同じ時期に覚醒剤を買っていたと…。
そこへ右京さんも加わり事件現場に落ちていたアクセサリーは奥さんの物ではないかと写真と照らし合わせながら問い詰めます。
そう、4年前覚醒剤を盗み横流しして金を手にしていたのは塩見さんだったのです…それも息子の移植手術をするために…。
今回の事件は被害者がそのことで奥さんを脅しお金を要求してきたことが発端でした。
そのうち揉み合いになり…とよく刃物を取り合おうとしながらうっかり刺さって死ぬことが多いと思うのですが…こんな小柄な女性が揉み合ってとはいえ大柄な成人男性を刺すことが出来るのでしょうか?
こういう、うっかり刺しちゃうシーンを見て毎回無理やりすぎるよなぁと思ってしまう私の悪い癖。しかし今回のはかなり無理矢理な気がしましたね。
・奥さんはご主人の秘密を守りたい一心での犯行でした。では、塩見さんの死は本当に事故だったのか、自ら命を絶ったのではないかと今度は右京さんと亀山くん2人で羽柴刑事に問い詰めます。
亀山「彼(優馬くん)に真実を伝えたいんだ」
亀山くんらしい言葉に胸がジーンとします。
羽柴刑事と塩見刑事はお互い病気の子どもの話をよくしていた、自分の息子が亡くなった時も気にかけてくれたと。
4年前優馬くんの病状が悪化し手術費が必要になった時覚醒剤の紛失事件があり、塩見刑事が覚醒剤を売るために羽柴刑事も手を貸したと…。
事故と偽ったのは優馬くんが自分の手術費用のために自分の父親が犯罪に手を染めてしまったことを知らないようにするために…。
羽柴刑事は自分の息子を助けられなかったと、もっとお金があれば助けられたかもしれない、けれどその時はそんなこと考えなかった。
塩見さんはお金をかき集めるために自分の手を悪事に染めて命をかけた。そんな塩見さんを止めることは羽柴刑事には出来なかったと。
亀山「だとしても、俺なら止めるよ。辛いけど!止めなきゃいけないんだよ全力で!」
杉下「それ以前に、いいですか!あなた方は警察官として最もやってはいけないことをやってしまったんですよ!わかっていますか?残念ですよ」
亀山くんの言葉に思わず泣いてしまいました…寺脇さんその演技力はズルい。
筆者は今子どもがいる状態で見ていますが、確かに子どもの病気は治したいと思います。ですが、悪事に手を染めてまで手に入れたお金で治そうとは私は思いません。なので羽柴刑事のお金をかき集めることを考えなかったというのは、私は正しい判断だと思いました。
今の医療技術は進んでいますから、お金さえあれば解決してしまう状況であることも事実ではあります。お金さえあれば…と嘆く気持ちも凄くよくわかる。ましてや自分がお金を集められる立場であれば尚更考えてしまうでしょう。
でも、やはり胸を張って渡せるお金であって欲しいと思ってしまいますね。汚いお金で治してもらっても嬉しくない、むしろ苦しむのではないか…それもわかった上で羽柴刑事は協力してしまうわけですが…やはりそれも間違った行動だったと、亀山くんが言うように全力で止めてあげなければいけなかったと思いました。
子どものためにも、親のためにも…。
亀山「俺のしたことって結果的に優馬くんに辛い思いをさせただけっすよね…これで本当に良かったんでしょうか?」
杉下「少なくとも、真実は明らかになりました。不都合な真実を隠し通すことが真の愛情とは思えませんからね」
事件を解決するとどうしても付きまとう、真実を知らない方がよかったのではないかというジレンマ。確かに知らない方が幸せなこともあるでしょう。
ですが右京さんの正義はやはり真実を明らかにすることであり、真実を知った上で各々がどうするのかを考え、行動することが重要なのだと語りかけているように感じました。
エンディングはこてまりで。
美和子ちゃんが右京さんに亀山くんが迷惑をかけてすみませんでしたと謝ってるのが完全にお母さんポジションで思わず笑ってしまいました。
奥さんというよりお母さん(笑)
最後にちゃんとほっこりさせてくれて第3話は終わりとなりました。
3話目にしてかなり濃い内容のお話でしたね。怖い顔でめちゃくちゃ怪しかった羽柴刑事が直接の犯人でなかったのも相棒らしいミスリードで面白かったです。相変わらず後味も悪いですしね(誉め言葉)。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
次からはもう少しまとめて書けたらいいなと思いますので、またお付き合い頂けると幸いです。